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夫婦別姓ってどうなの?反対派賛成派それぞれ理由を調べてみた

      2017/09/26

結婚して妻が夫の姓を名乗る。一昔前ですとこれが当然といった時代でした。

職場など、社会的な地位も決して高かったとは言えません。

女は男の姓を名乗り、社会でも女は出世できない事に対して異を唱える事は少なかったのです。

時代は流れ、男女平等という認識もかなり一般化され、女性の権利や差別的な扱いに対しても強く声を上げて改善へと進む…それが当然の世の中となりましたよね。

さて、そんな社会的地位に対して一般家庭における女性の立場はどうなのでしょうか?

最近話題になっている『夫婦別姓』を例に考えてみましょう。

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☆現代でも女は男の姓を名乗るのは普通?

上記で述べたように男女平等が当たり前の世の中であるならば、妻の姓を夫が名乗るといった事も珍しい事ではなくなっているはずです。

そこで今現在、妻が夫の姓を名乗る、又はその逆の割合を調べてみたところ…

夫姓が96%、妻姓が4%という事が分かりました。

このように数字で表してみると、ハッキリ分かりますよね。

現代の日本における婚姻制度は(民法750条)によると『夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い夫又は妻の氏を称する』となっております。

つまりどちらかの姓を選んで名乗りなさいという事なのですが、数字の通り9割以上が夫の姓を名乗っている結果になっていますので、これに関しては昔からの風習が通例化しているように思えます。

女性の社会的地位向上の運動は活発化して、世の中の常識も男女平等が当たり前なのに対して、一般家庭における男女の立場は昔のままなのに、それが常識として受け入れられているのは不思議な話ですよねぇ…

かく言う私も男性ではありますが、その事に関して特に疑問にも思わず、普通の事として受入れていましたし、私の周りの既婚女性達も普通に夫の姓を名乗っており、揉めたという話は聞いた事がありませんでした。

そんな中でやはりと言いましょうか、現状の常識化はおかしいと疑問を持つ女性達によって活動が活発化しているのが『夫婦別姓』に関しての問題です。

この問題は以前からあったのは確かですが、最近になってクローズアップされたのには理由があるのです。

何がきっかけで話題となったのか、その経緯やこれに対して世の中の意見はどのようになっているのか、賛成派と反対派、それぞれの意見を載せてみましょう。

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☆夫婦別姓に対しての賛成派、反対派の意見

2015年にとある夫婦が起こした名字をめぐる裁判で、夫婦同姓は憲法上の問題はないとの判決が最高裁判所によって下されました。

この問題の発端は、東京都内に住む事実婚の夫婦ら5人が訴訟を起こした事です。

訴訟内容は『結婚に当たって多くの女性は改姓を強いられている』と主張し、法改正を怠ったとの理由で国に対して合計600万円の支払いを求めていました。

1審2審でも敗訴し、上告していたのですが最終的に最高裁によって下された判決により敗訴が決定となりました。

これは当時メディアによって大きく取り沙汰され話題となりましたよね。

必ず片方の姓を名乗らなければならないのは人格権の侵害であり、女性差別を生むので憲法違反だという反発があったわけですが、ここでいう人格権とは氏名=人格権の一部であるという考え方からの憲法違反との主張です。

最高裁の判決では氏名を人格権の一部と認めた上で、憲法は婚姻により名字の変更を強制されない自由までは保障していないとの判断でした。

これに関しては微妙なところではありますね…どちら共の主張も分からなくはない。といった感じです。

一つ意見を言いますと、この騒動に関して、メディアなどが特にクローズアップしている『なぜ女性ばかりが…』や『女性に対する差別が…』などの主張は論点が違うんじゃないかなと思います。

民法750条にもあるように、男女どちらかの姓を選択して名乗るとなっていますので、『女性が男性の姓を名乗るべき』とは定められている訳ではないのです。

別々の名字を名乗れるようにするべきだと主張するのであれば共感もできますし、そうなれば便利だなとも思います。

しかし男女差別の素材として国に異議を申し立てるのはいかがなものかな?と。

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  • 男女別姓賛成派の意見

・結婚時や離婚時に名字が変わるので、通帳やカードなどの名義変更がとても面倒。

・世界的にも同姓を強要する国は珍しい事。日本は男尊女卑の認識が強すぎる。

・自分の名字に誇りを持っていたので、結婚によって自分だけが名字を捨てる事が苦痛だった。

・せっかく仕事で名前を覚えてもらったのに結婚により名字が変わるとまた覚え直してもらわなくてはならず、名刺なども新たに作る必要があるので。

・女性の権利が奪われている感じがする。差別的な世の中を象徴する制度だと思う。

  • 男女別姓反対派の意見

・結婚して家庭に入っているので、同姓である事に不便を感じた事はない。

・周りの人から家族だという事を認知されず、家族としての概念が崩れる気がする。

・兄弟がいた場合、子供の姓が親の意向でバラバラになる可能性があり、それが子供にとって良い事とはとても思えない。

・仕事をしていないので別姓である必要性を感じない。いずれ働くにしても子供の母親であり、妻である立ち位置から社会に関わりたい。

・差別の意味が分からない。どちらの姓にするのかは夫婦で決める問題であり、強制されている訳ではありません。

・名字を同姓にする事にすら難色を示すのであれば結婚には向かないのでは?

と、言った意見を一部抜粋してみました。賛成派は仕事の都合やカード類などの変更手続きが大変だという事や、差別的な感情を持っている方が多いですね。

一方、反対派は家庭に入っており、別姓の必要性を感じず、子供の名字がバラバラになる事への不安や家族との繋がりを大切にしている感じですね。

確かに夫婦別姓が認められれば様々な手間が省けますし、仕事上でもそのままの名字で継続できるので便利ですよね。

反対派にしても別姓を選択しなければ良いだけで、特に不具合があるわけではありません。

上でも触れましたが、現在ほぼ女性が男性の姓を名乗るのは決して国が強制しているわけではなく、差別をしているわけでも軽視しているわけでもないのです。

女性が男性の姓を名乗るべきという法律は存在しないのですから…しかし昔からの風習により、そんな流れになっているのは改善していかなければならないと思います。

職場における女性の地位が向上したように、家庭においても女性が堂々とどちらの姓にするかを話し合える流れになると良いですね!

しかし風習を改善するにはまだまだ時間がかかりますので、男女別姓が法的に認められる事が一番の近道なのではないでしょうか?

※現在、夫婦別姓に関する改正案は様々な理由により保留状態となっております

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