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立命館大学東山篤規教授と足立浩平大阪大教授がイグノーベル賞受賞

   

 

みなさんはイグノーベル賞という賞を聞いたことはあるでしょうか。本物のノーベル賞は格式高く、受賞しただけで国民が大騒ぎになるようなものですが、イグノーベル賞はそうではありません笑

しかし、今までにない視点で人々の関心を大きく集めるという意味では意義の大きい賞だとも取れます。今回日本人大学教授が2名このイグノーベル賞を受賞したので、ご紹介致します。

☆イグノーベル賞とは?

そもそもイグノーベル賞とはなんなのかという紹介を致します。受賞対象となるものは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」です。ノーベル賞のパロディとして1991年に設立されました。過去の受賞者の一覧がありましたので、お時間あれば是非ご一読ください。最高に面白いテーマを取り扱った研究がいくつもあります。→イグノーベル賞受賞者の一覧

☆受賞した日本人教授と経歴

今回このイグノーベル賞を受賞した日本人は二名います。一人ずつ順にご紹介します。


[http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160923000462_comm.jpg]

氏名:東山篤規
年齢:65歳
職業:立命館打大学教授
専門分野:文学部/心理学域
最終学歴:大阪市立大学 博士課程終了 文学博士号取得( 1983/12)

そしてもう一名がこの方です。

氏名:足立浩平
年齢:57歳
職業:大阪大学教授
専門分野:多変量解析法/心理統計学/行列代数
最終学歴:京都大学 博士課程終了 文学博士号取得

☆2人の研究内容

今回2人が受賞したのはイグノーベル賞の中の「知覚賞」というものです。発表した研究の中身としては「股のぞき効果」と呼ばれるものです。一体どのようなものでしょうか。調べてみました。

どのようなものか結論から申し上げますと、「股の下から顔を覗きこませると、全体的に物が小さく見え奥行き感が無くなる。そしてそれは上体が逆転することによって起きるものだ」というものです。イメージが湧きづらいかもしれませんので、画像を引用いたします。

[http://vpoint.jp/wtview/wp-content/uploads/2016/09/ph160924-3.jpg]

この写真のように、股の間から後ろを見ることで視覚に変化があるというのです。もしよければこの体制になって背景を見てみてください。普通に立って見るのと感覚が異なることに気づくと思います。

この理由に関して、2パターンの予測が立てられて議論がされてきました。一つは、網膜の上下左右が逆転することによって視覚に変化があるのではないかというもの、もう一つは今回東山篤規教授と足立浩平が主張した、上体の上下逆転の変化が生じる(体勢が変わる)ことにより視覚が変わるのだというものです。

今回2人はこの疑問を解消すべく、上下が逆さに見えるメガネを着用して網膜が受け取る条件を同じにして視覚効果に影響があるのかどうか実験をしました。網膜に影響がない中で、体勢だけが変化して視覚も変化すれば、2つの主張のうち後者が正しいことが証明されますよね。

結果としては、「体勢が視覚に影響を与える」でした。体勢を逆転させた時、網膜に対して変化をつけないようメガネを掛けても、視覚に変化が生じたということですね。


股の間から見ると・・・「イグノーベル賞」に日本人2人(16/09/23)
受賞にあたっての、東山篤規教授のコメントを引用いたします。

「今回の受賞を通じて、アメリカの学問の懐の深さを感じました。こういう浮世離れの感がする研究を真剣に取り上げ、評価してくれたことをうれしく思います。若い学生・研究者は、誰もしないこと、自分が面白いと思うことを研究してほしい。そして、この賞が、そうした研究の励みになることを願っています。また、今回の受賞を通じて、研究成果を英語で海外に発信する重要性を再認識しました」
引用:http://news.yahoo.co.jp/

今回話題になったイグノーベル賞、日本人はなんと10年連続での受賞をしております。独創性、発想が優れているという証明でしょうか。今後とも、多くの人が科学や生命神秘に興味を持つような面白い研究テーマが出てくることを楽しみにしております。

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