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何で「梅雨」で「つゆ」って読むの?ちょっと面白い名前の由来

      2017/08/18

「梅雨」と聞いて、あなたはどんなものをイメージしますか?

ジメジメして肌もべたつく、長雨で外出するのも億劫だし、湿気で洗濯物は乾かない。気分もどんよりスッキリしないとマイナスなイメージばかりの季節ですがそもそも梅雨とはなんなのでしょうか?いつから始まり、なぜそう呼ぶのか?

そんな疑問にお答えするため、ここでは梅雨についての情報をまとめてみました。

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そもそも梅雨って何?

梅雨(つゆ、ばいう)とは、5月から7月頃の雨や曇りの多い期間のことで日本を始め、中国や台湾などといった東アジア全体でみられる気象現象です。梅雨の始まることを「梅雨入り」または「入梅(にゅうばい)」と呼び、逆に梅雨が終わることは「梅雨明け」または「出梅(しゅつばい)」と呼ばれます。

また梅雨入りや梅雨明けかどうかは、ほとんどの地域で気象局が調査、発表しています。

梅雨という名前の由来とは!?

何故、梅(うめ)の雨(あめ)と書いて梅雨(つゆ、ばいう)というのか?

その語源については様々な説があるのですが、その中でも代表的なものについて。

ちょうど梅の実が熟してくる頃だから、いう説。

この時期は湿気が多く、カビも生えやすかったので「黴雨(ばいう)」と呼ばれ、これが同じ読み方の「梅雨」に取って代わったという説。この時期は「毎」日のように雨が降るから「毎雨」→「梅雨」ともじったのではないか?という説。上記のように様々なものありますが、特に「梅の旬」や「湿気」に関するものが多いですね。

また、この「ばいう」という読み方はもともと中国から伝わってきた言葉で、中国での語源もまたちょうど梅が熟してくる時期だから、という説。湿気でカビが生えやすい時期だから(おそらく黴菌の雨と書いて)「黴雨(ばいう)」と呼んでいたが、語感が悪かったので「梅雨」に改められたという説などがあるそうです。

ここまで読まれた方は梅雨が「梅の旬」や「湿度」に深く関わりがあり、「ばいう」の語源が中国にあることを理解していただけたかと思います。では普段、わたしたちが使っている「つゆ」とは一体なにが語源なのか?疑問に思っているのではないでしょうか?

ここからは普段、わたしたちが慣れ親しんでいる「つゆ」の名前の由来を解説していきたいと思います。

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つゆという名前の由来とは!?

「つゆ」という名前の由来はいくつかあり、その中でも雨に濡れた葉っぱに溜まる露(つゆ)から当てられた説。熟した梅の実が潰れてしまうところから、つぶれる(潰ゆ)から当てられた説。湿気でなんでも傷んだり腐ったりして駄目になりやすかったので、ものが潰えてしまうところの(潰ゆ)から来たのではないか?という説。

などがあり、主に湿気によってものがダメになりやすい時期であるということを強調させる内容が多いですね。

ちなみに「つゆ」という言葉が使われ始めるようになったのは江戸時代ごろと言われており、1687年、貝原益軒(かいはら えきけん)によって書かれた「日本歳時記」にある「これを梅雨(つゆ)となづく」という一節がその理由とされているそうです。

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まとめ

梅雨(つゆ・ばいう)とは、中国発祥の言葉で「梅の実が熟し始める時期」「カビが生えやすい時期なので黴菌の雨→徴雨(ばいう)となり、それが改められて梅雨(ばいう)」となった。そして梅雨(ばいう)という言葉が江戸時代ごろ日本に伝わり、葉っぱに降りる「露」や熟れた梅が潰える(腐る)、ものが傷んで潰える(使えない)の「潰ゆ」が転じて梅雨という字はそのままに「つゆ」と呼ばれるようになり、現代のわたしたちにも受け継がれ、わたしたちは梅雨をつゆと呼んでいるのです。

いかがでしたでしょうか?雨続きで憂鬱な毎日が続きますが、梅雨という言葉の意味を理解し、当時の人々の暮らしの大変さを考えてみると年中新鮮な梅が手に入るこの時代が、いかに恵まれているかを知る事ができますね。

その他気象用語の由来も解説!

(みぞれ):雨と雪が混ざって花びらのように降る雪のことで地上の気温が温かく、上空が寒いときに降ってくることが多いです。英という字には花という意味もあり、雨の英(花)と書いてみぞれと読みます。

(あられ):雹との違いは実は大きさだけで直径5mm未満のものが霰です。雪あられと氷あられという2種類があり、雪あられは白色不透明で気温が0度近いときによく発生します。氷あられは白色半透明でこちらは積乱雲の中で発生します。どちらも小さい粒で地面に落ちた時パタパタという音を立て散らばるので、雨+散で霰と呼ばれるようになったそうです。

雹(ひょう)直径5mm以上のものは霰ではなく雹といいます。激しい上昇気流のある積乱雲の中で発生するので、雷と一緒に発生することが多いです。名前の由来は、積乱雲の中で何度も上昇と落下を繰り返すことで表面に氷の層が作られ、やがて上昇気流で吹き上がらないほどの大きさになって地上に落ちてくることから雨を(氷の層で)包むと書いて雹と書きます。

ちなみに日本で記録された雹の最大サイズは、1917年埼玉県大里熊谷町で観測されたもので大きさはなんと約29.6㎝、これはかぼちゃと同程度のサイズで、こんなものがいきなり100km/hを超える速度で上空から落下してきたのだと思うと、なんだかゾっとしてしまいますね。

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